五重相伝中、受者の方は私服の上に浄衣という法被に似た着物を羽織ります。背中には「南無阿弥陀仏」とともに「應法妙服 自然在身」と書かれています。これは、阿弥陀様が極楽浄土へ来た者には、「衣服も用意しますよ」という意味です。阿弥陀様は衣服や食事のことまでちゃんと準備して下さるのです。
浄衣と一緒にお渡しするのが数珠です。数珠は二つの輪からなる浄土宗独特の2連数珠を用います。
袈裟は3日目の剃度式の折に、仏門に入られた証として授与致します。4日目からは袈裟を身に着けて、ワンランクアップしたお姿でお受け頂きます。